こんにちは! 爽香(ソウカ)(@souka141064)です。
皆さん、「おせんさん」ってご存知ですか?
草加市の名産品といえば「草加せんべい」が有名。その発祥ルーツの1つとして、「おせんさん」のエピソードがあります。
この記事では、そのエピソードとおせんさんの像をご紹介します。
目次
草加せんべいのルーツ、「おせんさん」とは?
江戸時代に日光街道・奥州街道の宿場町として「草加宿」が設置され、多くの旅人が行き交うようになりました。街道沿いにはその旅人が休息し、団子が食べられる茶屋が多くありました。何故団子かというと、この辺りは水田も多く、お米がたくさん取れたからです。しかしながら、団子は日持ちがしないので、売れ残ってしまうと捨てなくてはなりません。
それをもったいないと思ったとある茶店の女性、おせんさん。ある日、通りがかりのお侍さんから「団子を平らにして天日で乾かて焼いて、焼き餅として売ったらどうか」とのアイデアを受けました。その通り作って売り始めたところ、たちまち人気が出て、焼き餅は街道の名物になったそうです。それが草加せんべいの始まりとされています。(※諸説あります)
他にも草加せんべい誕生のエピソードはあるようですが、この「おせんさん」のお話が草加市民の間では有名です。200年経った今でも、草加市のみならず全国的に有名な名産品になっていることを知ったら、おせんさんもびっくりするでしょうね。
おせんさんの像について
おせんさんの像の場所・行き方
東武伊勢崎線(東京スカイツリーライン)の草加駅で下車、東口に出てください。正面にショッピング施設があり、その左側(丸井側)に行くと、書店の手前に屋根付きの休憩場所があります。
その休憩所をよく見ると、いつまで経っても動かない人がいます。それがなんと「おせんさん(ブロンズ像)」なのです。あまりに自然に座っているので、私は言われるまで気がつきませんでした!
三角巾を被ってエプロンを着け、そして腕まくりをした手元を見ると、なんとお煎餅を焼いているのです。
雨の日も風の日も、そしてどんなに時代が移り変わっても、おせんさんはお煎餅を焼きながら駅前を行き交う私たちを見守ってくれています。ちょっとした休憩、待ち合わせも、優しい表情のおせんさんと一緒に椅子に座っているだけで、何だかほっこりします。
こせんちゃん?この像もお忘れなく!
実は草加駅東口、AKOS側の休憩場所には別のブロンズ像があるんです。よく見るとお煎餅の袋を片手に、お煎餅を頬張るおかっぱ頭の少女がいます。名前は定かではないのですが、私は「こせんちゃん」と呼んでいます。おせんさんを観にいらした際は、是非この少女の像もチェックしてください!
市民に愛され続ける、おせんさん
実は、おせんさんのブロンズ像を撮影するのはとても大変でした。というのも、いつも誰かが隣や正面に座っており、席が空いてもすぐに埋まってしまうんですね。それだけ、皆におせんさんが愛されていることを実感しました。
草加駅にいらした際は是非、おせんさんとこせんちゃん(少女の像)に会ってくださいね。
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