こんにちは! 爽香(ソウカ)(@souka141064)です。
県外の友人にこのウェブサイトを紹介した際、「松尾芭蕉像って、もう1つあるよね」と言われました。確かに、東京都にはいくつかあると聞いていました。
が、友人曰く「芭蕉像の近くの公園に建ってるよ」「車で通る時にいつも見える」とのこと。
他にも芭蕉像があったなんて!草加市民としては聞き捨てならない情報です。すぐに取材に訪れたら、意外な真実がわかったのでした。
目次
おせん公園
おせん公園の場所・行き方
友人が言っていた公園は、「おせん公園」であることがわかりました。草加駅東口から旧日光街道を草加松原方面に15分ほど歩くと、足立越谷線と交わります。おせん公園はその角、左右に分かれて2つあります。
1つ目のおせん公園には、大きな碑があります
まず、旧日光街道を背にして左側の公園には、大きな碑と木陰にベンチが並んでいます。遊具はなく、敷地も広くはないので、遊び場というよりも昔の旅人が足を休めたように、木陰で少し休憩するのにぴったりな場所です。
大きな碑には「草加せんべい発祥の地」と記されていました。だから「おせん公園」なんですね。公園内には、おせんさんのエピソードや草加せんべいの作り方が記された看板があります。ここで草加せんべいを食べながら、ここを当時行き交った旅人に思いを馳せるのも良いかもしれませんね。
2つ目のおせん公園に建っていたのは、河合曾良でした
2つ目のおせん公園は通り向かいにあります。
この公園はさらにこじんまりとしており、像とベンチがあるのみです。そしてこの像こそが、友人が言っていたもう1つの松尾芭蕉像なのだと近寄ってみたところ...。
像をよくよく見ると、松尾芭蕉と同じ旅人の格好をし、同じくらいおじいちゃんですが、顔が何だか違います。像の土台を見てみると、なんと「河合曾良」の名前が。
そうです、「奥の細道」で松尾芭蕉の弟子として一緒に旅をしていた、河合曾良の像だったんですね。
個人的には、河合曾良も松尾芭蕉翁像のもっと近くに置いてあげたい気持ちがあります。それでも、道路1つ隔てればすぐ目の前なので、寂しくはないかもしれませんね。
松尾芭蕉翁は松の並木を、河合曾良は旧日光街道と草加宿を温かく見守ってくれているんですね。
草加松原に来たら、河合曾良にも会いに行こう!
「おくのほそ道」といえば松尾芭蕉が有名ですが、松尾芭蕉もたった1人きりでは道中寂しかったに違いありません。河合曾良という弟子がいてこその、楽しくも情緒溢れる旅路になったのではないでしょうか。
草加松原で松尾芭蕉像に会ったなら、少し足を延ばして是非、河合曾良像にも会いに行きましょう!
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