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コラム

【西洋占星術・未来予測】「ソーラーアークハンドブック」のレビュー【ホロスコープ】

9月 2, 2023

こんにちは! MIYA(@miya_horoscope)です。

未来予測の中でも、ソーラーアークに特化した書籍は珍しいのではないでしょうか。この記事では「ソーラーアークハンドブック」を紹介します。

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「ソーラーアークハンドブック」の著者と発行元

「ソーラーアークハンドブック」の発行元はARI占星学総合研究所です。ホロスコープを学んでいる人なら、Star Navigatorを使ったことがあるのではないでしょうか。

著者はフランク・クリフォードさん。LSA(ロンドン・スクール・オブ・アストロロジー)の学校長を務めながら、占星術と手相を用いたコンサルティング、講義、執筆活動をしている方です。その活動は母国だけに留まらず世界中に広がり、様々なメディアで活躍していらっしゃいます。

以前の記事で紹介したキャロル・テイラーさんもFaculty of Astrological Studiesの校長でありプロの占星術師。いつかイギリスに行って、占星術の学びにどっぷり浸かってみたいですね ^^

【イギリスで占星術を学ぶ?】Faculty of Astrological Studies がたまらなく魅力的

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「ソーラーアークハンドブック」の内容

大型本で読みやすい

本著は、目次・著者のあとがき&プロフィールを含め全306ページ

大きさはA4サイズより一回り小さめ、厚みは2cm未満で重さ約640gと、電車内で読むにはちょっと大きめながらも、持ち運びに苦にならない程度に収められています。

一番嬉しいのが、文字の大きさと行間の空白がちょうど良いところ。西洋占星術の書籍には小さい文字がぎっしり...といったものもありますが、この本のバランスは目にも優しいのでお勧めです!

ホロスコープの基本事項も復習できる

本著はタイトルにもある「ソーラーアーク」に関する著述が中心ではありますが、事前に重要となるネイタルチャートの読み解きにも触れています。

「N太陽とSA土星がコンジャンクション」と言っても、ネイタルの太陽の状況によって影響が異なります。未来を追いかける前に、まず出生時の状態を確認することの大切さを説いています。

また、セッション(コンサルテーション)の手法や実際のやり取りも掲載されており、占い師を目指す人、実際に生業にしている人には大変参考になる情報が多いです。

↓ パート1と2ではソーラーアークに関する情報を交えながら、ホロスコープの基本事項に触れています。

ソーラーアークの読み方を丁寧に解説

そして肝心の「ソーラーアーク」に関してですが、そもそも「ソーラーアークとは何ぞや」「どんな手法があるのか」「トランジットと何が違うのか」といった基本事項からしっかり解説されています。(前述の目次でのパート3)

また、読み解き方の中でも印象的だったのが、「ソーラーアークのパワー度数」「シャドウトランジット」の解説。ソーラーアークの天体の位置やアスペクトは気にかけていたものの、サインの度数(特に0度・15度・29度)でも読み取れる部分があるとは...とても興味深かったです。

シャドウトランジットに関しては、先日の記事で「シャドウ・サターンリターン」に触れましたが、土星のみならず他の天体やアングルでも起こり得ることであり、改めて自分自身に何が起こったのかを掘り下げようと思わせるきっかけになりました。

ソーラーアークで読み取れることの豊富さに、読み進めながらワクワクが止まりませんでした。

シャドウサターンリターンとは【ホロスコープ】

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一番の読みどころは、豊富なケーススタディ!

そしてこの本の注目すべき点は、豊富なケーススタディです。

以前紹介した辻一花さんの「未来予測占星学入門」にも多くのケーススタディが掲載されていましたが、この著書はその数を上回っています。また、同じ人物の複数の時期が掲載されていたり、企業や建築物など、幅広い対象を網羅しています。

ただ、辻一花さんの著書では日本の有名人が記載されている反面、こちらは世界的著名人のホロスコープが多く、年代的に知らないという人も含まれているでしょう。それでも、これだけの数の掲載があれば人物自体を知らなくとも、知識の蓄積には大いに役立ちます

↓ 100以上の事例が紹介されており、読みどころ満載です。

 

「ソーラーアークハンドブック」はこんな人にお勧め!

「ソーラーアークハンドブック」は初学者よりも中級者以上で、既にネイタルチャートが読み解ける人にお勧めの本です。

未来予測で必須なのは多重円の読み方で、見慣れていない人は初め戸惑うかもしれませんが、それでもホロスコープの基礎知識(天体・サイン・ハウス・アスペクト)があればこなしていけるでしょう。

既にプロとして活躍している人でも、前項に書いた通り「こんな解釈もあったのか」との新発見ができますし、豊富なケーススタディによって事例・解釈の引き出しが広がっていくでしょう。自分や家族等の見慣れたチャートが、全く新しいものに見えてきたりするかもしれません。

 

まとめ|「ソーラーアークハンドブック」で未来予測の理解を深めよう!

「ソーラーアークハンドブック」は、未来予測の知識のみならず、ホロスコープ、そして占い師として基本的な姿勢まで学びを深めることができる、お勧めの良書です。

自分の、そして大切なご家族のチャートとじっくり向き合う良い機会になるでしょう。気になる方は是非、手に取ってみてください ^^

 

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