こんにちは! MIYA(@miya_horoscope)です。
ホロスコープチャートで、天体が1つも入っていないハウスを見ると心配になるかもしれません。この記事では、天体が入っていないハウスの読み方を纏めました。
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目次
天体がないハウスは能力・縁がない?
ホロスコープ上のハウスは全部で12室あるのに対し、主要となる天体の数は10個。当然のことながら、天体が入らない空っぽになるハウスが出てきます。私の場合、4・5・6・8・12ハウスには天体がありません。
天体のないハウスを見ると、その部分に関することに「縁がない・能力がない」とショックを受けるかもしれませんが、そうではなく、そのハウスに関わることは人生の大きなテーマにはなりにくく、「普通」だったり「意識しなくてもできてしまうこと」だと解釈します。
天体がない=意識しない分、突き抜けることももないかもしれませんが、苦労を感じずスムーズに流れる部分とも読み取れるでしょう。
天体がないハウスはカスプを追っていこう
天体がないハウスを読み解くには、ハウスのカスプのサインを見たり、支配星を追う方法があります。8ハウスに天体のない私の結婚生活について記事にまとめましたので、参照ください。
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天体がないハウスの特徴
12個のハウス、それぞれに天体がない場合の読み解き方を纏めました。
1ハウスに天体がない
1ハウスに天体がない場合は、「個性がない」「自我がない」という意味ではなく、自分自身の存在や「自分磨き」などに意識的に向き合う人生になりにくい、と読み解くことができます。
飛び抜けて個性的だったり、目立つことはないかもしれませんが、「自分とは何か」「自分がない」などといった悩みを感じる必要がないと考えることができます。
カスプ(アセンダント)のサインから、資質や行動特性を読み解いたり、支配星が入っているサインから「自我」が何と繋がっているのかを知ることができるでしょう。
2ハウスに天体がない
2ハウスに天体がないと、「金運がない」「稼ぐ能力がない」と思いがちですが、そうではなく、「獲得・所有」することが人生のテーマではないと読み取れます。
天体の種類にもよりますが、対向する8ハウスに天体があれば「継承する」運があったり、6ハウスや10ハウスに天体があれば仕事によりお金が流れてくると読み解くこともできるでしょう。
また、2ハウスのカスプのサインや支配星が入るハウスから、生きていく上で必要なものをどのように所有し、使っていくのかの傾向を読み解くことができます。
3ハウスに天体がない
3ハウスに天体がないと、コミュニケーション能力に欠けたり、頭が悪いのではないかと思ってしまうかもしれません。
そうではなく、意識して頑張らなくとも自然と知性が養えたり、人との交流・情報収集ができると読み解けるでしょう。基礎知識の習得や義務教育に苦労を感じなかったかもしれません。
意識しない分、自ら勧んで学ぼうとする意欲は薄い傾向にありますが、対向する9ハウスに天体があれば、専門的知識や海外、精神世界等への興味や習得意欲の方が強く出るかもしれません。
3ハウスのカスプのサインや支配星が入るハウスから、好奇心や知性の傾向を読み解くことができるでしょう。
4ハウスに天体がない
4ハウスに天体がない場合は、「家庭運がない」「プライベート・基盤がない」のではなく、一般家庭で育ったり、意識しなくとも自分の居場所を築ける傾向にあると読み取れます。
特別裕福な家庭ではなかったけれど、明日のご飯に困るような状態でもなかったかもしれません。自分の居場所・心の拠り所となるものに大きなテーマを感じない傾向にもあるでしょう。
私は4ハウスに天体がなく、一般的なサラリーマンの家庭で育ちました。4ハウスのカスプのサインは射手座で、比較的自由でのびのびした環境で過ごしたイメージがあります。また、支配星は7ハウスにあり、人と関わることが家庭や自分の基盤形成に繋がると読み取れます。
5ハウスに天体がない
5ハウスに天体がないと、「無趣味な人」「恋愛に縁がない」なんて感じてしまうかもしれませんが、そうではなく、特別意識しなくとも恋愛を経験したり、趣味や習い事を楽しんだりできることを表しています。
私の5ハウスには天体はありません。5ハウスのカスプのサインは山羊座で、実績や仕事に生きる趣味や習いごとを選ぶ傾向にあります。また、組織を引っ張るタイプの人に恋愛感情を抱くことが多かったです。
支配星は10ハウスにあるので、ここでも私にとって「楽しみ・自己表現」などが「仕事」に直結することがわかります。
6ハウスに天体がない
6ハウスに天体がない場合は、「仕事ができない」「良い職場に縁がない」「責任感や奉仕能力がない」と思ってしまうかもしれませんが、特別頑張らなくとも職場環境に恵まれたり、人が与える役割をこなしたり、責任ある仕事をこなせることを表しています。
私の6ハウスには天体がなく、カスプのサインは水瓶座です。今の派遣先もそうですが、古い企業でありながらも新しい分野や事業にチャレンジするような部署に恵まれました。
支配星は2ハウスにあり、組織での役割を果たすことと収入や自分の才能が繋がっていることが読み取れます。
7ハウスに天体がない
7ハウスに天体がないと「出会い運や結婚運がない」と思いがちですが、最初の項にも書いたとおり、意識しなくとも自然と出会いがあり人付き合いができると読み解きます。
木星が入っていれば、多くの人との出会いに恵まれるかもしれませんが、木星は良し悪しを判断しないので、様々な人との縁が広がってしまう可能性もあります。逆に、土星が入っていれば、対人関係が築きにくかったり、課題を感じる可能性があるでしょう。
天体がないということは、際立って凄い人や個性的な人と出会う機会が少ない反面、対人関係に抵抗や苦労を感じにくいかもしれません。7ハウスのカスプのサイン(Decのサイン)や支配星が入るハウスを見ると、自分を成長させてくれる人や対人関係の傾向を読み取ることができます。
8ハウスに天体がない
8ハウスに天体がない場合は、人から貰う運がない、結婚生活に縁がないと感じるかもしれません。
この記事の2項目にも書いた通り、8ハウスに天体がない私でも結婚ができました。私にとっては「結婚生活」そのものは人生のテーマではなく、カスプの支配星の流れから「結婚」に至ったようなイメージです。
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また、人から貰うのではなく、自分で獲得していくこと(2ハウス)にテーマがある場合もあります。私の場合は2ハウスに天王星とベスタがあるので、自分で何とかする方に意識が向きがちです。
8ハウスに天体がない場合は、意識せずとも他者との融合・共有が自然とできてしまうと言えるでしょう。カスプのサインや支配星が入るハウスを見ると、どの部分が8ハウス的なことと繋がっているのかを読み解くことができます。
9ハウスに天体がない
9ハウスに天体がないと、「探究心に乏しい」「海外に縁がない」などと思ってしまうかもしれませんが、天体がなくとも海外旅行や移住をしている人もいらっしゃいますし、専門性の高い職に就いている人もいます。
こういった人達は、他の天体の影響にも依りますが、9ハウス的なことを強く意識せずとも、普通にできてしまう星回りがあると読み解くことができます。
基本的な知性や学習の傾向は、対抗する3ハウスの状態が参考となり、また、9ハウスのカスプのサインや支配星が入るハウスを追うことで、どのようなテーマが未知の分野への探究に繋がっているのかを知ることができるでしょう。
10ハウスに天体がない
10ハウスに天体がないと、「仕事運がない」「一生平社員?」などと感じてしまうかもしれませんが、人生のテーマが社会的な地位を築くことにはないと読み解けます。
私は太陽・水星・土星の3天体が10ハウスにあるので、何をするでも「社会で役立つ実績・経験」を意識してしまいます。意識して努力する分、強みにもなりますが、上手くいかない時はジレンマを感じやすい点でもあります。
特段意識をしなくても、仕事ができたり、役職を得られると解釈できますし、そもそも出世やキャリア形成に興味がない場合もあるでしょう。どのような仕事をするのか、どのように肩書を得ていくのかは、カスプのサインや支配星が入るハウスを読み取ると傾向がわかるでしょう。
11ハウスに天体がない
11ハウスに天体がない場合は、「友達が少ない」「人脈を得難い」「未来志向に欠ける」などと感じるかもしれません。確かに、人生のテーマではないので、積極的に同じ価値観を持った人と繋がろうとか、活動に参加しようとはしない傾向にあるかもしれません。
とはいえ、全く縁がないかといえばそうではなく、他の天体の影響によって自然と人脈が広がったり、同じ目標を持った人たちと活動する機会に恵まれることもあるでしょう。或いは、趣味仲間で集まるよりも1人で活動することに楽しみを見出したり、友人が少なくても気にしない傾向にもあるかもしれません。
11ハウス的なことが突出することもない反面、悩むことも少ないでしょう。
カスプのサインや支配星が入るハウスを見て、どのような活動で同じ価値観を持った人と出会えるのか、ネットワークが広がるのかを読み取ってみましょう。
12ハウスに天体がない
12ハウスに天体がない場合は、無意識の領域や、芸術・心理・感覚といった目に見えないものに意識が向きにくいことを表しています。
占い師を目指す人の場合、このハウスに天体がないと、人の心が読めない、特別な感覚がない・鈍いなどと受け取り、「占い師に向いていないのでは?」と思ってしまうかもしれません。確かに際立った能力はないかもしれませんが、意識しなくともそういった感覚が自然と備わっていると読み取ることもできます。
また、学問としての「心理学」や「占星学」は9ハウスの管轄です。
私の場合、12ハウスに天体はありませんが、9ハウスに金星があることから占いを学ぶことに楽しみを感じています。また、12ハウスのカスプが獅子座で、支配星が10ハウスにあるので、12ハウス的なことが仕事と繋がっているのが読み取れます。
他、ボランティアや副業などに興味がある人も、カスプのサインや支配星のあるハウスを見ることで、どのような流れで活動していくのかが読み解けるでしょう。
まとめ|天体がないハウスは、カスプから流れを追ってみよう
天体がないハウスを見るとドキッとしてしまいますが、「ない=ダメ・ゼロ」なのではなく「普通」と読み取ると良いでしょう。
そして、カスプのサインや支配星が入るハウスを見ると、そのハウスに関わることがどのような流れでもたらされるのかを知ることができます。
解釈の仕方について、この記事が参考になれば嬉しいです٩( 'ω' )و
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