こんにちは! MIYA(@miya_horoscope)です。
ホロスコープの初心者向けの本はたくさん出版されていますが、ますかた一真さんの本はこれまでにない、斬新な視点を取り入れた「超入門書」。どんな内容かを記事で紹介します!
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目次
ますかた一真さんは「占い芸人」
まず目を引くのは、芸人から占い師になったという、ますかた一真さんの異色の経歴。2018年に吉本興業で開催された「占い芸人育成プロジェクト」で、運の良さや占い師の適性といった観点から1位で選ばれ、故まついなつきさん直々の指導の中、西洋占星術やタロットでの鑑定力を磨いてきました。
現在も芸人をしながら、原宿の占いの館などで鑑定をしています。
「西洋占星術の超入門」とは
本当の「ホロスコープ超入門書」
これまでも、まついなつきさんや鏡リュウジさんの初心者者向けの本を紹介してきましたが、どちらも「プロの占星術師」が書く入門書。
一方、ますかた一真さんは、占いと全く関係のない世界から飛び込んだ人なので、ホロスコープはおろか占い自体も全くわからない、超初期の段階の人に対して解りやすく寄り添う文体・内容になっています。全207ページと、西洋占星術をやってみたいけれど、自信がない人にも取り掛かりやすいボリュームになっています。
「西洋占星術の超入門」の目次
「西洋占星術の超入門」の目次は以下の通り。
ホロスコープとはなんぞやから始まり、惑星、サイン(星座)、ハウス、アスペクト。。。と続くのは従来の入門書と同じ。が、よくよく見ると「あらすじ」「ストーリー」「シナリオ」「シーン」「シチュエーション」と、少し変わったキーワードが散見しています。ここが、ますかた一真さん独特の切り口でもあるんですね。
「シネマティック占星術」!?
著者のますかた一真さんは、映画にも精通しており「映画検定3級」合格者。この本には、随所で映画の話が織り交ぜられており、それが西洋占星術への理解を容易にしてくれています。「金星=愛情=ラブシーン」「火星=闘争心=アクションシーン」と喩えられるとイメージが入ってきやすいですよね。
ホロスコープの世界観を、まるで映画のように自分の人生のストーリーに落とし込む「シネマティック占星術」。映画好きのますかたさんならではの、新しいジャンルを切り拓いています。
「西洋占星術の超入門」の特徴
映画のように、映像がスルスルと入ってくる
「10天体×12星座」「10天体×12ハウス」といった、総当たりでの解説が記載されているのは他の入門書と同じです。
一味違うのは、前述の通りますかたさんが映画に精通していることもあって、天体やハウスが映画の中でどのような役割を担っているのかが書かれていたり、それぞれのハウスやサインを象徴する映画作品が紹介されていたり、随所に有名映画の登場人物やシーンに喩えられていることでスルスルと頭の中に入ってきます。
例えば、水星は映画の助監督。水星蟹座の私のストーリーには人たらしの助監督がついています(笑)。そして私の火星獅子座が表すヒーロー像は、タイタニックのジャック。おお、あのレオ様のイメージか!確かに熱そう!といった感じで、映像が浮かんで頭に入ってくるのが新鮮に感じました。
文字だけを理解しようとするとどんどん難解になっていく西洋占星術も、映像という新しい視点が加わることでより理解しやすくなるのではないでしょうか?
この一冊で「自分の物語」が作れる
キーワードを繋ぎ合わせるワークは、鏡リュウジさんの本にもありましたが、ますかた一真さんのワークのページは言葉を繋ぐだけでなく、言葉と繋いでストーリーに仕上げられるところがポイントです。
まず最初の段階(天体の偏りや太陽のエレメント・サイン・ハウス)で「自分の人生」の主題と大まかなあらすじを作り、そこから細かなシーンや他の登場人物の動きなど(他の天体の特徴)を挟んでいくのです。私の場合は、自分の力で立ち上がり、仲間と涙し笑いながらも社会を切り拓いていくのが大まかなストーリーになります。
時にはレオ様のように熱くなり(火星獅子座)、あちこち寄り道をしながらも(双子座金星9ハウス)、すんごいピンチには人から助けられそうです(木星7ハウス)。社会的権力者が大きく立ちはだかりますが(土星10ハウス)、ボロボロになりながらも、何度も何度も立ち向かうことで社会的地位を得るのでしょう。なんか凄いストーリーになってきますね...。
こんな形で、自分のホロスコープをそれこそシネマティックに仕上げられるのが楽しいです。
ここが惜しい!「西洋占星術の超入門」
ここが惜しかった!欲しかったなぁと感じたのは、トランスサタニアン×ハウスの情報。
確かに、トランスサタニアンのサインは世代で一緒になりますが、入っているハウスによってその人その人の影響に違いが出てくるので、あると良かったなと感じました。
とはいえ、トランスサタニアンを他の天体と同様に扱ってしまうと混乱を招く可能性もありますし、この本ではあらかじめ「補足的に読む」というスタンスになっているので、これはこれで1つの形のように思いました。
まとめ|「西洋占星術の超入門」で自分の物語を生きよう!
これから占いを勉強しよう、ホロスコープをやってみたいと思う方のみならず、既にある程度の知識がある人にとっても、新しい切り口をもたらしてくれる一冊です。
映画と同じく、この本も「続編」を期待したいです ^^
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